看護学校や大学などで教わってきた内容や体験した実習内容、先輩の話などを参考にして就職するときに診療科目を選ぶのが一般的です。しかし、必ずしもその選択が成功するわけではなく、自分に適していないものを選んでしまって働く意欲が減ってきてしまうこともあります。興味が持てずに看護師を辞めたいと考えるようになったら、思い切って辞めてしまうのも良いかもしれません。
しかし、二度と働かないと決めてしまうのではなく、自分に合っている診療科目を探すためのステップにする気持ちが大切です。実際に現場に出てみて、自分に適していないという判断ができたのは幸運と捉えましょう。現場経験をしてみれば、自分に合うか合わないかを判断できるようになるためです。
アルバイトをして短期間でさまざまな診療科目を経験してみれば、自分が適している診療科目はどこかがはっきりと分かります。これが自分に合っているというものが見つかったら、それから転職をして常勤で働き始めれば良いのです。アルバイトであれば数ヶ月で辞めてしまうことも不可能ではなく、さまざまな現場を経験して自分に合った診療科目を探すのには適しています。
我慢して自分に合わない仕事を続けていくよりも、まだ転職がしやすい若いうちに辞めてアルバイトで吟味した上で転職するのが懸命なのです。そのままアルバイト生活をするという選択肢もあり、その後にどのような形で看護師として働きたいかも合わせて考えることができます。アルバイトの経歴を挟みたくないという人の場合には、《診療科目別適性チェック》で探してみるのも1つの手段といえるでしょう。